「エバーグリーン」は日本語の色名では「常盤色(ときわいろ)」といいます。
「常盤(ときわ)」の語源は、"常に姿を変えない岩”という意味の「とこいわ」であり、転じて「常盤」は“永久不変なさま”を意味するのだそう。まさに、1年中いつまでも(ever)美しい緑色を変えない常緑樹の葉のような色が「エバーグリーン」です。
似た色の色名に「フォレストグリーン」がありますが、こちらは針葉樹林に見られるような深いグリーン。
常緑の針葉樹といえば、マツやスギなどが代表的ですが、その他ヒノキやヒバなども針葉樹です。これらはインテリア・建築などにも使われる木材で、柔らかく肌触りが良いのが特徴。成長の早い針葉樹は広葉樹に比べ安価でもあります。
一方広葉樹は、成長がゆっくりなため硬く重いのが特徴です。オーク、ウォルナット、チークなどが代表的で、木目が美しく、高級建材として内装材に使われたり、家具や楽器などにも使われます。
近年は無垢の床材が人気で、選ぶ樹の種類によって木目や節、色に特徴がありますが、その話はまた別の機会に。
クリスマスツリーに使われる「もみの木」も針葉樹。ツリーに使われる樹には、ウラジロモミ、エゾマツ、ヨーロッパトウヒなど様々な種類がありますが、円錐形に育つ樹形はクリスマスツリーの王道です。
(SATOMI)
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