WE NEED COLORS


”WE NEED COLORS” 私たちには「色」が必要です。色彩には、人の気持ちを前向きにさせるチカラがあります。その色は人によって違うでしょう。選ぶ色はそれぞれ違っても、私たちはその違いを尊重すること、お互いを認め合うことの大切さに気づかねばなりません。”WE NEED COLORS” には、このような意味が込められています。

私たち色彩生活コーポレーション株式会社は、2020年5月12日から6月30日の期間、新型コロナウイルス緊急支援プロジェクト”WE NEED COLORS”に取組んでまいりましたが、7月1日より自社業務全体に及ぶ色彩生活サステナブルコンセプトとして”WE NEED COLORS”を引き継ぎ、当社とステイクホルダーをつなぐ合言葉として育んでまいります。



Friendship

ー "モナコ"から最新のニューレターが届きました ー


夏本番を目の前にした ポストコロナのモナコ・南仏から 

こんにちは。在モナコのMONACO EMUです。

6月に入り、夏らしい気候が続くフレンチリビエラ。3月中旬から続いた外出禁止令や経済活動の制限は大きな影響を及ぼしました。

ポストコロナ期を迎えた、モナコ、南仏の現状をご紹介します。

|モナコのシンボル・カジノ広場。

華やかな衣装に身を纏った人々が往きかうイメージの強いモナコでも外出禁止期間中はSNS上でも「ドレスコードはスポーツウェア」といった投稿も多く見られました。6月に入り、徐々にその華やかさを取り戻しつつあります。

カジノ広場のCafe de Paris(カフェドパリ)は、6月2日から営業を再開。安全距離確保の為に、大幅に席数を減らし、サービススタッフはマスク着用。そして、利用にはカフェであっても要予約と厳しい規制が課されていました。6月15日以降は、ようやくレストランやカフェの予約なしでの利用が可能となりました。 

カジノでは、各テーブルにアクリル板を設置するなど利用者、就業者の安全確保の措置が取られ、6月5日から営業が再開されています。 

そして、外出禁止令の解除と共に、一気に改修工事を終えたカジノ広場。6月12日には、アルベール大公とシャルレーヌ妃ご列席のもと、新しいカジノ広場の除幕式が開かれました。もちろん、列席者全員がマスク着用での式典でした。 

フランス側ニースでも、規制緩和第2フェーズに入り、プライベートビーチの営業も安全条件を踏まえての営業が可能となりました。例年よりも遅れてのスタートですが、6月に入り、プロムナードデザングレ沿いのビーチレストランも急ピッチで準備が進められ、ビーチ監視員の研修姿も。

公共の交通機関ではマスク着用が義務付けられ、お店ごとに、マスクのない人の入店を断るなど、管理の徹底が図られています。 

当初外出規制の第1フェーズでは、ビーチでの日光浴は禁止で、海での運動、シーカヤックやスタンドアップパドルのみが許可されたとあり、今年はこれ以降もブームが続きそうです。 

観光産業が大きな割合を占めるこのエリア。隣国イタリア、スペインを始め、欧州全体からの観光客は大切な収入源。6月15日ようやくEU圏内の国境も開かれ、経済復活に向け期待と不安の中、夏本番が近付いています。


MONACO EMU 厚川 恵美

> MONACO EMU 公式サイト


2020.9.11 - 2020.9.13 

日本の文化・技術・食の展示イベント

> MADE IN JAPAN IN MONACO 




これまでの取組み

2020.5.12 - 2020.6.30


私たちは今、”Stay Home” の呼びかけとともに、おうちで過ごすことで、当たり前だと信じていた日常を取り戻すために力を合わせています。この期間、生活を支えるための物流、必需品の販売、介護、その他、多くの方々がリスクを抱えながら頑張っていらっしゃいます。また、悔しい思いをしながら休業協力で社会的責務を果たす企業・お店があります。そして何よりも、医療現場で奮闘されている関係者の皆さまにこの上ない敬意を評します。

この難局を乗り切るため、私たちは色々なことを我慢せねばなりません。休校のため子どもたちは友達と会えなくなり、友人との楽しい食事、スポーツジムで汗を流すこと、リフレッシュを求めての旅行など、私たちにとって大切だった楽しみは形を変えてしまいました。今、先行きが見通せない日々に、心も沈みがちであることは誰もが同じではないでしょうか。

私ども色彩生活コーポレーション株式会社は、創業した2001年(平成13年)以来、「優れた色彩品質のデザイン提供と色彩についての知識や技術の教授を通し、社会および人々の生活を美しく彩る」ことを目標としてきました。私どもは、多くの組織・団体・一般の方々とともに、色彩を通し夢を語り合い、目標の実現に向け寄り添ってまいりました。

当社が本社を構える広島は、先の戦争で焼け野原となりました。広島だけに限らず、多くの街が戦後ゼロから再出発をしたのです。私たちは戦争や災害のたびに復興を遂げてきました。そのたびに、人々が有彩色(白・灰色・黒以外で色みをもつ色)に彩られた平穏な世界を夢見たことは想像にたやすいのではないでしょうか。


そして今、迷うことなく言えることがあります。

それが、私どもが掲げるテーマ ”WE NEED COLORS” (私たちには「色」が必要)です。

色彩には、人の気持ちを前向きにさせるチカラがあります。その色は人によって違うでしょう。選ぶ色はそれぞれ違っても、私たちはその違いを尊重すること、お互いを認め合うことの大切さに気づかねばなりません。”WE NEED COLORS” には、このような意味が込められています。

私たちは、新型コロナウィルス緊急支援プロジェクトとして、”WE NEED COLORS”を合言葉に、賛同いただける組織・団体・一般の方々とオンラインにて交流し、情報提供及び、レクチャーに努めてまいります。(収益の一部は、医療対策へ寄付させていただきます。)



2020.6.30 にて受付け終了いたしました




新型コロナウィルス緊急支援プロジェクト

色で誰かをHAPPYに!

あなたにとって必要な色 ”I NEED COLORS” 写真を投稿しよう 。



あなたにとっての必要な色は何ですか?その色を見ることで、気持ちが安らいだり、ワクワクしたり、希望を感じたり。

WE NEED COLORS 公式Instagramでは、あなたの必要な色 ”I NEED COLORS” をテーマにした写真を募集します。

「好きな花の色」「お気に入りの洋服の色」「癒される風景の色」「気持ちが華やぐ色」 など、あなたにとって必要な色の写真を「#色彩生活needcolors」と共に投稿してください。

投稿いただいた写真は、WE NEED COLORS 公式InstagramやFacebookに、ピックアップでご紹介させていただきます。

色で誰かをHAPPYに!あなたの投稿写真の美しい色彩が、誰かをHAPPYにしてくれることでしょう。

一人ひとりの ”I NEED COLORS” を共有することで、”WE NEED COLORS”につながり、皆の気持ちが一つになり前向きな力となることを願っています。



”WE NEED COLORS”  グローバルメッセージ


Aujourd’hui, nous sommes solidaires pour retrouver une vie normale, en restant chacun chez soi. Pendant cette période difficile, il y a beaucoup de personnels – dans la domaine de la livraison, de la vente de premieres nécessité, des soins infirmiers etc – qui prennent des risques de contamination, et contiuent de travailler. D’un autre côté, il y a des entreprises et des commerces qui montrent leur solidalité en fermant leurs locaux. Nous remercions surtout le personnel hôspitalier qui combat en première ligne.

Pour surmonter cette difficulté, il faut que nous soyons patients, et que nous supportions beaucoup de choses. Les enfants ne peuvent plus voir leurs copains suite à la fermeture des écoles. Tous les plaisirs – un repas avec des copains, faire du sport à la salle de gym, voyager dans le monde...- sont reportés. Tout le monde est angoissé, et déprimé dans cette circonstance dans laquelle le futur est uncertain.

Depuis notre fondation en 2001, SHIKISAI SEIKATSU CO.,LTD. a toujours le même objectif : Au travers des couleurs, nous colorons la vie et la société, plus précisément en proposant le design et la colorimétrie et en enseignant la connaissance et la technique des couleurs.Ainsi nous accompagnons des entreprises, des associations ainsi que des particuliers en travaillant autour de la couleur.

Hiroshima où notre siège se situe a été complètement détruit pendant la seconde guerre mondiale. Outre Hiroshima, beaucoup d’autres villes qui ont été détruites pendant le conflit ont été obligées d’engager la reconstruction par la suite.

Les Japonais ont toujours réussi à reconstruire la vie et les villes, après des guerres ou des catastrophes naturelles. Chaque fois, nous avons fait le rêve d’un monde en paix en couleurs (pas de monde monotone).

Demain, il est indéniable que nous aurons besoin de couleurs. La couleur a le pouvoir magique de rendre des gens positifs. Chacun a « sa couleur porte-bonheur » et quelque soit cette couleur, sa différence sera respectée et elle sera acceptée.

Ce projet « WE NEED COLORS » vous invite à envoyer « votre couleur ». La couleur d’une fleur que vous aimez bien ? La couleur de la robe ? La couleur d’’un paysage qui vous apaise ?Mettez une photo avec la couleur que vous aimez avec #weneedcolors sur Instagram.


Nous allons continuer de communiquer sur internet, et de donner des informations concernant des couleurs aux associations et aux particuliers qui font preuve d’empathie envers notre project « WE NEED COLORS ».Nous donnerons une partie de notre vente à la lutte contre Covid.


We are all currently striving together to regain our normal life by staying home under the call to “Stay Home.” Many people, those involved with the distribution of the goods, retail of the essential products, and nursing, are striving today despite the risk. There are those that temporarily close their stores and companies, as part of their social responsibility, despite the frustration. And more than anything, we would like to express our sincerest respect to those who endeavor in the medical field.

We must endure many things in order to overcome this difficult situation. With the schools being closed, the children can no longer see their friends. The entertainment important to us, from having a meal with your friends, exercising at the sports gym, to travelling to seek novelty, has changed their shapes. It is no surprise for anyone to feel depressed about the unforeseeable future.

Since our establishment in 2001, we SIKISAI SEIKATSU CO.,LTD. have been aiming to “Beautifully color the society and the lives of people by providing outstanding color quality designs and educating the knowledge and the technology of color.” We have been there for many organisations, groups, and individuals to envision their dreams through colors and bring them to life.

Hiroshima, where we establish our head office, once became burnt-out ruins in the previous war. Not just Hiroshima, but many cities restarted from zero after the war. We have overcome every war and natural disaster. It is easy to imagine that, at every restoration, people must have dreamed of a peaceful world colored by chromatic colors (colors other than white, gray, and black).

There is something we can say right now without hesitation: our theme “WE NEED COLORS.” Colors have the power to bring the positivity in people. That each color depends on the individual. Even if the colors we choose are different, we must respect the differences and recognise the importance of acknowledging each other. This is the message of “WE NEED COLORS.” 

In “WE NEED COLORS” we are accepting photographs on the kind of color you need under “I NEED COLORS” such as the color of your favorite flower, the color of your favorite clothes, the color of scenery that calms you down.


With “WE NEED COLORS” as our message, we will communicate online with supporting organisations, groups, and individuals and provide lectures and information. (Part of our profit will go to medical support).



翻訳いただいた方々の賛同・応援メッセージ


ー FRANCE ー

フランスでは外出禁止になり50日以上が経ちました。必要な食料品の買出し以外の外出は禁止で罰金も課せられます。レストランもカフェも公園も閉まっています。しかし、新型コロナウイルス感染による死者数が既に25,000人に上り、病院も手一杯のフランスで、私に出来ることは家から出ないこと。

そんな中、暖かくなって生き生きしてきた庭の緑や、息子がつんできてくれたタンポポの黄色、澄み切った青空のブルーにハッとし元気をもらいます。色は生活に欠かせないもの。色のある人生は豊かです。モノクロの生活ではなく色鮮やかな生活に・・・みんなでこの状況を乗り切りましょう!

" I NEED BLUE "

フランス人にとって欠かせないのは「バカンス」。人生を楽しむことを知っているフランス人は、バカンスのために頑張って働いているといってもいいほどバカンスを大切にしています。バカンスは海に行き、太陽を沢山浴びて、美味しいものを食べるのです。

私にとっての元気になれる色は"BLUE"。地中海のブルー、アドリア海のブルー、大西洋のブルー・・・毎年バカンスにでかける海のブルーはそれぞれ異なりますが、いつも私の心を満たして元気にしてくれます。青、蒼、碧・・・日本語にはブルーを示す美しい言葉が沢山ありますね。コロナウイルスが収束して、また海のブルーを見に行けますように・・・

フランスの状況

3月17日から始まった外出禁止は今日で53日目。集中治療室も空きがなかった状態からは少し落ち着きましたが、まだ気の抜けない状況が続きます。毎晩20時になると、みんなが医療関係者に尊敬と感謝の気持ちを込めて拍手をするのが習慣となっています。5月11日の週からは段階的な外出禁止解除が始まります。Parisやアルザス地方などはまだ厳しい制限が残りますが、少しずつ少しずつ・・・結束して乗り越えようとしています。

2020.5.8 フランス語版翻訳 フランス・パリ在住 宇野 優花


ー United States of America ー

新型コロナウィルスによるパンデミックは、昨日までの日常が溶けてしまったような、そんな言いようのない不安を私達に引き起こしています。そのような中、まさに"色彩"こそが、チカラとなって私達を強めてくれる!と思います。素晴らしいご発案のプロジェクトに、心からエールを送ります。

" I NEED GREEN "

私にとって必要なカラーは、碧色(ブルーグリーン)です。

2020.5.11 英語版翻訳 アメリカ・ニューヨーク州在住 ヴァッサー大学 中山 華蓮



新型コロナウィルスに対する世界の状況

ー 日本より一足早く外出禁止令が解除になった"モナコ"からニューレターが届きました ー


当社がオフィスを置くモナコ公国も、フランス同様3月18日から外出禁止措置となり、ホテル、レストラン、カジノ、ブティック等も全てクローズとなっていましたが、5月4日からは、フランスよりも一足早くモナコの外出禁止措置は解除となりました。

これまでプライベートヨットでの航海さえも禁止でしたが、今後は可能となるなど、少しずつ状況は好転しています。

ただし、あくまでも「段階的な」解除措置であり、再開となるブティックや店舗でも様々な条件付きです。レストラン、バーやカフェなどの営業再開は6月と予定されています。

フランスのニースからモナコまでは電車で約20分ほどです。外出禁止期間中は、かなりの間引き運転でしたが、モナコの解除措置以降は、徐々に本数も増えております。

モナコの駅では、写真のように、感染防止の為ベンチを使わないようにする張り紙が見られたり、電車の到着に合わせて赤十字のスタッフの方が、アルコール消毒液を使わせてくれたり、使い捨てマスクを無料配布する姿が見られていました。

一方、フランス側ニースは、5月11日まで外出禁止令が続きます。ここ数日は、気温も25度近く夏のような気候です。例年であれば5月は既に海沿いのカフェやレストランの席も賑わい、ビーチで日光浴をする人たちの姿が見られますが、3月18日以降は、レストラン、カフェも全面的に閉鎖中で、ニースの海沿いプロムナードデザングレを始め海沿いは密集防止の為、立ち入り禁止で、交通量もとても少ないです。

レストランやカフェは、ここ10日程で「テイクアウトのみ」営業など、徐々に再開をするお店も増えてきており、5月11日の外出禁止令の終了準備が徐々に進んでいるように感じます。


日本の皆様におかれましても、是非お気を付けてお過ごし下さい。


2020.5.4 

MONACO EMU 厚川 恵美

> MONACO EMU 公式サイト