虹の色 - バイオレット

ビオラの花の色のような、あざやかな青紫色を英語で「バイオレット」と言います。

「バイオレット」は、ラテン語でスミレ属の植物の総称である「viola(ビオラ)」が由来となっています。

紫系の色の名前には「パープル」もありますが、こちらは「バイオレット」よりも赤みよりの紫色のことです。


日本語の「菫(スミレ)色」も同じ由来の色です。


ところで「バイオレット」は、虹の7色のうちの一つでもあります。

万有引力の発見でお馴染みのニュートンは、光についての研究でもとても有名です。虹の色の数を7色とし、「レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、インディゴ、バイオレット」と呼んだのもニュートンです。日本語では「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」といいます。


「バイオレット」の色名の由来となった「viola(ビオラ)」は、バイオレットの他にもピンク、オレンジ、イエロー、ホワイトなど、花色が豊富で、秋〜春まで長く私たちの目を楽しませてくれます。そのビオラが最盛期を迎える4月頃から徐々に強くなっていくのが「紫外線」。

さてこの「紫外線」、英語ではなんと言うでしょう?


正解は「ultraviolet rays」。なんと「violet(バイオレット)」の文字が隠れているのです。

でもなぜ「violet(バイオレット)」なのでしょう?


その答えは、ニュートンの研究とも深く関わっています。「そもそも『色』って何?」という疑問にも通じるこの「?」。答えは、色彩生活カラースクールの授業の中でもトピックスとして扱っていますが、特に女性の生徒さんにとっては興味深い話のようです。

(SATOMI)



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